原発が爆発しても仕事?頭おかしくないですか?
昨日、大阪方面の地震の一報が入った時脳裏をよぎったのは3.11の東日本大震災でした。今日は、一日東日本大震災の頃を思いだしていました。
あの日、地震の揺れが大きくなった時、ついに来たという思いと、本能的に絶対死ねないと思いました。
大渋滞の中、ラジオから「原子力発電所からドーンと爆発音が聞こえました。」とアナウンサーが実況していました。
このとき正直に思ったことは、「もう仕事のことはいいから帰ろうかな」でした。
しかし、都内の道路は大渋滞でほとんど動かなかったので、車の中でラジオを聞くことしか出来なかったけど。
車の中で呟いた一言は「狂ってるよなぁー」でした。
私の勤務する会社は大手物流会社の下請けをしています。
震災当日は余震が続くなか、朝まで出荷する荷物をつくっていました。
悲しいことに、私達がそんな状況下で一生懸命作った荷物は、この状況では、まったく必要のないものです。
仮に荷物が届いても、届けられた方も喜びません!!
「こんな時に持ってこられても、あとで返品するだけだよ。」
という荷物です。
高速道路は通行止めだし荷物を作ってもほとんど届きません。
公共の交通機関もほとんど止まっていました。
従業員を安全に帰宅させる方法考を考える事のほうが優先されなきゃいけないのに。
ほとんど危機管理能力ゼロです。
ゼロどころかマイナスですね。
どこかの大学と同じです。
あれから月日がずいぶん経ち、昭和の老害と呼ばれていた人達は引退され、大分状況はよくなりました。
そういう私も昭和生まれのおやじなので、気おつけないと若い人たちから同じように言われてしまいますね。