東欧の国ルーマニアで自分をみつめなおす。
あまり馴染みがない国、ルーマニア。
ヨーロッパの国で、ドラキュラやオリンピックで活躍する体操(コマネチ)が有名、80年代後半に革命があったのが知られているくらいで旅行に行く日本人もほとんどいません。
10年ちょっと前くらいにOZONE(オゾン)というルーマニアのアイドルグループが日本でちょっと流行ったくらいですね。
そんなルーマニアは自分にとってはひとりで自分自身を見つめ直すには、ちょうどいい場所(国)なのです。
ルーマニアまでの道のりで考える
ルーマニアまでは、ダイレクト便がありません。
なので近隣の国までいって、飛行機を乗り継ぎます。ヨーロッパの近隣国からだと、2時間~3時間でルーマニアでに到着します。
日本を出発してルーマニアのオトペニ空港に到着するのは、だいたいトランジット(乗り換え)の時間をふくめ、だいたい16時間から20時間くらいでルーマニアに到着します。
この移動もわたしには、いろいろ考える時間に最適なのです。確かにエコノミー席で10時間以上も座っているとお尻は痛くなりますけどね。
ボーッと座っているだけしかないのでなで、嫌でもいろいろな事を考えてしまいます。考え事をしているうちに、ウトウトしてしまい目が覚める、そんなことを繰り返します。
トランジットの時に考える
ルーマニアにいくために飛行機を乗り換えます。
この時点で日本人はわたし一人になります。
4時間くらいなにもすることがありません。
行きのフライトはルーマニアにつくまで、太陽は沈みません。ずっと昼間です。
「地球は自転しているんだなあ」と感じます。
日本にいたら、20時間以上太陽が沈まないなんて、あり得ないですね。
そして、人々もゆったりしています。
東京にいる時みたいにせかせかしていません。
本を読んでいる人、景色を眺めている人、みんな自分の時間軸で動いているように感じます。
わたしは、この時間が結構好きです。
いろいろな人を観察しながら過ごします。
ルーマニア行きの搭乗口にいくと、アジア人は完全にわたしだけになります。
みんなときどき不思議そうな顔でこっちをみます。
わたしたちも、日本で外国人がいるとなんとなくチラッと見てしまうあの感じです。
反対の立場になってわかったのですが、この「チラッ」が結構疲れます。
気にしなければいいのでしょうけど、気になります。
幸せについて考える
ルーマニアは、貧富の差が激しい国です。
日本で言うところの中流がなくてお金持ちか、貧乏かという感じです。
車の中に荷物を置いていたら、かなりの確率で盗られます。
首都のブカレストでは、孤児たちがマンホールで生活しています。実際にその場所は危険なので行くことはなかったのですが日本では、信じられません。
最近は、少なくなったらしいですが、車で信号待ちをしていると新聞紙をもった子供がフロントガラスを拭こうとします。
やはりお金のためなんですね。
また、スパーで買い物をしていると、カワイイ女の子(7歳くらい)が、笑顔で「お金ちょうだい」と寄ってきます。
それを、両親が離れたところで見ています。
本当に信じられません。
しかし、ルーマニアではそれが日常なのでみんな平気な顔をしています。
わたしは、そんな時のために、日本のお菓子を持ち歩きます。お金の代わりに日本のお菓子を上げます。
そんなルーマニア人が日本人をみるととても可愛そうにみえるそうです。
自分の言いたいことが言えない。
仕事ばかりしている。
家族が仲良くない。
人生がつまらなそう。
「ニホンジン オカネ モッテル ケド ナンカ カワイソウ」
が日本人をみた感想らしいです。
わたしから見たら反対なのですが。。。。。